古着ビジネスの裏側を知る男が語る、NIPPON47が業界で注目される本当の理由

こんにちは!株式会社ドゥアイの土居です。
いやー、最近ほんまに暑い日が続きますね。
こうも暑いと、ついつい涼しい部屋でゴロゴロしてまうわけですけど、そんな時間ももったいないなーと思う今日この頃です。
さて、今日はちょっと面白い会社の話をしようと思うてます。
皆さんは「古着」って買いますか?
最近はサステナブルな観点からも注目されてますし、一点ものの魅力にハマってる人も多いんやないでしょうか。
僕も古着は好きで、たまに掘り出し物を見つけるとテンション上がりますわ。
でも、その古着がどうやって僕らの手元に届くのか、考えたことありますか?
実は、その裏側には結構複雑な物流の世界が広がってるんですよね。
特に海外からの古着仕入れとなると、言葉の壁、文化の違い、そして何より「輸送」という大きなハードルがあるわけです。
個人でやろうとすると、まあ大変。
途中で心が折れてまう人も少なくないと思います。
そんな古着ビジネスの「めんどくさい」部分を、まるっと引き受けてくれる会社があるんです。
それが、今回紹介する「NIPPON47」さんですわ。
この会社、ただの物流会社やないんです。
タイやパキスタン、さらにはドバイまで拠点を広げて、古着の仕入れから輸出入まで、全部サポートしてくれる。
しかも、現地に日本人スタッフが常駐してるっていうから驚きですわ。
僕がこの会社に注目したのは、単に便利なサービスを提供してるからだけやないんです。
彼らのやり方には、これからのビジネスのヒントが隠されてるんやないか、そう思うんですよね。
というわけで、今回はこのNIPPON47さんが、なんで業界で注目されてるのか、その理由を僕なりに深掘りしていこうと思います。
古着好きの人はもちろん、新しいビジネスの形に興味がある人も、ぜひ最後までお付き合いください。
NIPPON47とは何者なのか
基本的な会社情報
さて、まずは「NIPPON47って、そもそもどんな会社なん?」というところから話を始めましょうか。
この会社、正式名称は「株式会社 NIPPON47」。
京都に本社を構える、2019年設立のまだ若い会社です。
代表を務めるのは末継佳大さんという方で、この方がまた面白い経歴の持ち主みたいですわ。
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 株式会社 NIPPON47 |
代表者 | 末継佳大 |
設立年 | 2019年8月 |
本社所在地 | 京都市山科区 |
資本金 | 300万円 |
もともとは日本とタイを結ぶ商社系の物流会社としてスタートしたそうですが、今では古着の輸送に特化して、業界内でグングン頭角を現してきてる。
資本金は300万円と、決して大きな会社やない。
でも、その分フットワークが軽くて、大胆な挑戦ができるんやろなと想像します。
海外展開のスピード感がすごい
NIPPON47さんがすごいのは、海外展開のスピード感ですわ。
タイのバンコクオフィスは2018年1月設立で、これは日本本社よりも早い。
パキスタンのカラチにも拠点を置いて、さらにはドバイまで進出してる。
彼らの主な事業は、古着の仕入れと貿易のサポート。
特に、世界中から古着が集まるタイやパキスタンに独自の仕入れルートを持っていて、仲介業者を挟まずに直接買い付けができるのが大きな強みです。
これ、当たり前のようで、実はすごいことなんですよね。
普通、海外から何かを仕入れようと思ったら、現地の言葉で交渉して、契約して、お金を払って、商品を日本に送ってもらう…という、考えただけでも頭が痛くなるような手続きが必要です。
しかも、相手が信頼できるかどうかなんて、行ってみなわからんわけじゃないですか。
NIPPON47さんは、その一番しんどい部分を全部代行してくれる。
しかも、現地には日本人スタッフがいるから、言葉の心配もいらない。
まるで国内で買い物するような感覚で、海外から古着を仕入れられる。
これは、古着ビジネスをやってる人にとっては、喉から手が出るほど欲しいサービスやと思いますわ。
単なる代行業者じゃない付加価値
さらに、彼らがすごいのは、ただの「お使い代行」で終わってないところ。
クーリエ(国際宅配便)サービスはもちろん、大きな荷物や重い荷物も運べるように、柔軟な物流設計をしてくれる。
船便よりも早くて、航空便よりも安い「高速海上便」なんていうサービスも提供してるそうです。
こういう細かい配慮が、利用者からしたらたまらんのんですよね。
まあ、一言で言うと、NIPPON47さんは「古着ビジネスのインフラ」を作ってる会社、と言えるかもしれません。
彼らがいるおかげで、個人や小さなショップでも、気軽に海外の古着マーケットに挑戦できる。
これは、業界全体にとって、ものすごい価値があることやと考えます。
なぜタイ・パキスタン・ドバイなのか
戦略的な拠点選択の理由
NIPPON47さんの話をしてると、「なんでまた、タイとかパキスタンなん?」って思う人もいるかもしれませんね。
ヨーロッパとかアメリカの古着の方が、なんとなくオシャレなイメージがあるかもしれません。
でも、ここが彼らの面白いところであり、戦略的なところでもあるんですわ。
タイは世界の古着ハブ
まず、タイ。
ここは世界中から古着が集まる、巨大なハブになってるんです。
アメリカやヨーロッパからの古着はもちろん、日本からの古着も一度タイに集められて、そこからまた世界中に送られていく。
まさに「古着の交差点」みたいな場所ですな。
だから、タイに行けば、ありとあらゆる種類の古着を見つけることができる。
宝の山が眠ってるわけです。
NIPPON47さんは、その宝の山にいち早く目をつけて、バンコクにオフィスを構えた。
しかも、タイ法人の設立は2018年1月と、日本本社よりも早い。
このスピード感、すごいですわ。
パキスタンは世界最大の古着輸入国
次に、パキスタン。
ここは、世界最大の古着輸入国と言われてます。
つまり、世界で一番古着を欲しがってる国の一つ、ということです。
ここに販路を切り拓くことができれば、日本の古着を大量に販売できる可能性があるわけです。
ただ、パキスタンでのビジネスは、正直言って簡単やない。
言葉や文化の違いはもちろん、商習慣も独特やったりします。
NIPPON47さんは、そこにも果敢に挑戦して、カラチに拠点を設立した。
これは、並大抵の覚悟ではできんことやと思います。
ドバイは未開拓の中東市場
そして、ドバイ。
中東の経済の中心地ですね。
ここもまた、古着ビジネスにとっては未開拓のマーケットでした。
NIPPON47さんは、ここにも販路を開拓して、日本の古着を届けてる。
リユース経済新聞の記事によると、マーケット開拓が困難だったドバイやパキスタンへの販路開拓に成功している、と報じられてます[1]。
つまり、NIPPON47さんの海外戦略は、単に流行りを追いかけるんやなくて、「どこにニーズがあるのか」「どこにビジネスチャンスがあるのか」を徹底的にリサーチした上で、的確に拠点を配置してる、ということなんです。
まさに、選択と集中の見本みたいな戦略ですわ。
彼らがやってるのは、古着を右から左に流すだけの単純な商売やない。
世界中の古着の流れを読んで、その流れを最適化する。
そういう、壮大な物流のオーケストラを指揮してるようなもんやと、僕は思うんですよね。
仲介業者を排除する戦略の真意
従来の古着貿易の問題点
NIPPON47さんのビジネスモデルで、僕が一番「なるほどなー」と思ったのが、「仲介業者を排除する」という戦略です。
これまでの古着貿易って、何層もの仲介業者が間に入ることが当たり前でした。
現地のディーラーがいて、それをまとめるブローカーがいて、さらにそれを日本の商社が買い付けて…みたいな感じで、どんどん中間マージンが上乗せされていく。
最終的に僕らが買う頃には、元の値段の何倍にもなってる、なんてことも珍しくなかったわけです。
まあ、それぞれの業者さんも商売でやってるわけやから、仕方ない部分もあるんですけどね。
でも、消費者からしたら、「もうちょっと安くならんのかいな」と思うのが正直なところですわ。
直接取引による革新
NIPPON47さんは、その構造にメスを入れた。
タイやパキスタンの現地に自社の拠点を置いて、直接ディーラーと交渉することで、中間マージンを徹底的にカットしたんです。
その結果、利用者はより安く、質の良い古着を仕入れることができるようになった。
これって、言うのは簡単ですけど、実行するのはめちゃくちゃ大変です。
現地のディーラーと信頼関係を築くのも時間がかかるし、文化や習慣の違いからトラブルが起きることもあるでしょう。
でも、彼らはそれを乗り越えて、独自のルートを切り拓いた。
その情熱と行動力には、ほんまに頭が下がります。
時代の流れに合った戦略
この「仲介業者を排除する」という考え方は、古着業界に限らず、あらゆるビジネスに通じる本質的な視点やと思うんですよね。
インターネットが普及して、個人が直接世界と繋がれるようになった今、旧来の中間業者の役割はどんどん小さくなっていってます。
これからは、いかに「生産者」と「消費者」をダイレクトに繋ぐか、そのためのプラットフォームをどう作るか、ということが重要になってくる。
NIPPON47さんは、それを古着という分野で実践してる、先進的な事例やと言えるかもしれません。
もちろん、直接取引にはリスクもあります。
でも、そのリスクを乗り越えた先には、大きなリターンが待ってる。
NIPPON47さんの挑戦は、僕らにそんなことを教えてくれてるような気がしますわ。
ジャパンクオリティーが支える信頼関係
海外取引の最大の不安要素
NIPPON47さんの強みは、安さだけやないんです。
もう一つの大きな柱が、「ジャパンクオリティー」のサービスですわ。
海外との取引で一番怖いのが、「話が違う」ってことです。
注文した商品と違うものが届いたり、品質がめちゃくちゃ悪かったり、最悪の場合、お金を払ったのに商品が届かへん、なんてこともあり得ます。
現地日本人スタッフの価値
その点、NIPPON47さんは、現地に日本人スタッフが常駐してるのがめちゃくちゃ心強い。
言葉の壁がないのはもちろん、日本の商習慣を理解してくれてるから、コミュニケーションがスムーズに進む。
細かいニュアンスまで伝わる安心感は、何物にも代えがたい価値があります。
実際に利用した人の声を見ても、こんな評価が寄せられてます。
「現地日本人スタッフがいらっしゃるので荷物の発送がスムーズです。物流だけでなく商品検品、梱包など丁寧で、早期の伝票発行など細部に渡り安心のジャパンクオリティーで助かっています。」
「複数ディーラーさんにオーダーしたアイテムをNIPPON47さんの倉庫に集約させています。まとめて配送することで送料は大幅にコストカットできました。」
文化の橋渡し役
海外でビジネスをする上で、現地の文化や習慣を尊重するのは大前提です。
でも、その上で、日本の強みである「丁寧さ」や「正確さ」を付加価値として提供する。
このバランス感覚が、NIPPON47さんが多くの利用者に支持されてる理由なんやないでしょうか。
こういう生の声が、彼らの信頼性を物語ってますよね。
単に安いだけやなくて、安心して取引できる。
それこそが、NIPPON47さんの真の価値なんやと思います。
業界での評判と今後の展望
メディアからの注目
これだけユニークなサービスを展開してるNIPPON47さんですから、業界での注目度も高いです。
2022年にはリユース経済新聞で「ドバイやパキスタンへの販路開拓に成功」と報じられ[1]、2024年のリユースフェスでは「物流企業から見る古着貿易の未来!」というテーマで講演もされてます。
また、代表の末継さんは、海外で活躍する日本人起業家のネットワーク「WAOJE」の京都支部にも所属していて、精力的に活動されてるようです。
こういう横の繋がりも、ビジネスを成長させる上ではめちゃくちゃ重要ですよね。
業界関係者からの推薦
Twitter上でも業界関係者から推薦の声が上がってます。
「貿易業界ではもともとハードルが高い古着…タイから古着を輸入される方はNippon47様に相談されることをおすすめします」という投稿もありました。
こういう第三者からの評価は、やっぱり信頼性の証明になりますよね。
古着市場の将来性
古着市場は、サステナビリティへの関心の高まりもあって、これからもどんどん拡大していくと言われてます。
特に若い世代を中心に、「新品じゃなくても、良いものを長く使いたい」という価値観が広がってる。
その中で、NIPPON47さんのような、グローバルな視点とローカルなサポートを両立できる企業は、ますます存在感を増していくでしょう。
彼らが次にどんな一手で僕らを驚かせてくれるのか、今から楽しみで仕方ないですわ。
まとめ
というわけで、今回は古着ビジネスの革命児、NIPPON47さんについて深掘りしてきました。
彼らのビジネスを調べてみて、僕が感じたのは、「本質を突く」ことの重要性です。
古着ビジネスのボトルネックはどこにあるのか、利用者は何を求めているのか。
その本質を見抜いて、的確なソリューションを提供する。
そのシンプルやけど力強いアプローチが、NIPPON47さんの強さの源泉なんやないでしょうか。
仲介業者を排除してコストを削減する。
現地に日本人スタッフを置いて安心感を提供する。
そして、タイ、パキスタン、ドバイという戦略的な拠点を選ぶ。
一つ一つの打ち手が、すべて「利用者のために」という目的に繋がってる。
だからこそ、多くの人に支持され、業界で注目される存在になったんやと思います。
もしあなたが古着ビジネスに興味があるなら、あるいは、今のビジネスに行き詰まりを感じているなら、NIPPON47さんのやり方から学べることは多いはずです。
表面的な手法を真似するんやなくて、彼らがどういう視点で物事を捉え、どういう思考で課題を解決しているのか、その本質を考えてみる。
それが、あなたのビジネスを次のステージに進めるヒントになるかもしれません。
いやー、一つの会社を深掘りするだけで、色々なことが見えてきて面白いですな。
僕ももっと勉強せなあかんな、と改めて思いました。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。
おおきに!